新参マーケターがまとめる「結局Xって何?」

いつもお世話になっております、Web&SNSマーケティング支援の株式会社DIXI 平木です。
こんにちは。SNSの運用支援に携わって3カ月目の平木です。
日々企業のSNS支援をしていると、こんな声をよく耳にします。

「投稿しているのに広がらない」
「結局、Xってどう使えばいいの?」

これは、Xに取り組む企業の“最初の壁”でもあります。

まだ3カ月目ではありますが、多くの企業と関わる中で
私なりに見えてきた XというSNSの本質 を
新参者の視点でまとめてみました。

1.Xの印象

① Xは“拡散によって信用が生まれるSNS”

Instagramや他SNSと違うのは、
Xは「良い内容=伸びる」ではなく、

 ➡“関係ない第三者が広げてくれるかどうか”が決定打
ということでした。

引用、いいね、リポスト…etc。
“自分のフォロワー以外”に届く仕組みが非常に強く、
これが企業の認知拡大に向いている大きな理由です。

Xは“偶然の遭遇”が生まれやすいSNSだと感じます。

②Xは “タイムライン=情報市場” になっている

Xの最大の特徴は、とにかく “情報の鮮度がすべて” ということです。

・業界ニュース
・炎上
・トレンド
・新商品の話題
・事件や社会現象
・モノ申す系の意見

こうした情報が秒単位で流れ、
ユーザーは常に 「今、何が起きているのか」 を求めています。

企業アカウントの場合、まさに

➡ スピードが信用をつくる

上手く活用している企業は、
この“情報の鮮度”を武器にしており、
即時性のある発信やリアルタイムの反応が非常に上手です。

③“人”の発信が圧倒的に強いSNS

Xはとにかく“文章文化”で動いています。

多少粗くても、感情がのっている投稿のほうが伸びます。
企業アカウントでも、

・中の人の熱量
・担当者の視点
・現場での気づき
・想いを言語化した言葉

こうした“人間味”があるほど反応が伸びる。

企業発信であっても
「公式です!」より
「中の人が語っています!」のほうが圧倒的に読まれるSNSです。

2.Xの特徴的な傾向

① “検索ではなく、遭遇するSNS”

Instagramは検索されるSNSですが、
Xは真逆で、

➡ ユーザーが“勝手に出会う”SNS

アルゴリズムによるおすすめ表示が強く、
フォロワーが少なくても新規に届きます。

小さなアカウントでも突然バズるのはこの構造が理由です。

② 反応されるのは“短く強い言葉”

Xのタイムラインは高速で流れます。
だからこそ、

・短い
・強い
・一言で伝わる
・感情が動く
・共感か反発のどちらかになる

こうした投稿が圧倒的に強いです。
Instagramのように“丁寧に作り込む”より、
Xでは

➡ 雑でも、刺さるほうが勝つ

これは運用して初めてわかる特徴でした。

③ “本音文化”が支配している

Xは匿名ユーザーが多く、
投稿には“本音”が出やすいSNSです。

そのため企業アカウントでも、

・建前だけのきれいごと
・無味無臭の文章
・当たり障りのない情報

といった“よくある広報文”は届きにくい傾向があります。

一方で、
コンプライアンスの範囲内での“誠実でリアルな発信” は強く好まれます。

たとえば、

・「失敗から学んだ改善事例」
・「現場で起きた小さな気づき」
・「実際にいただいたお客様の声」
・「担当者が感じている率直な課題や喜び」

こうした“嘘のない本当の話”は共感されやすく、
企業の信頼をむしろ高めます。

つまりXは、

➡ 企業も、誠実な範囲で“本音”を語れる場所

と言えます。

3. Xが得意な領域

フォロワーが伸びやすく、成果が特に出ている業種をまとめました。

① 採用・広報(人柄の発信が武器になる)

・採用担当の言葉
・現場の雰囲気
・働く人の価値観
・社内の空気感

こうした情報が“文章で伝えやすい”ため、
採用活動との相性が抜群。

「この会社、好きかも」と思われるのはXならではです。

② BtoB / 製造業 / テック業界(知識×言語化が映える)

Xには“情報感度の高いユーザー”が多いため、
技術・ノウハウ・専門情報は特に反応しやすい。

・開発ストーリー
・技術の裏側
・担当者の考察
・業界の気づき

こうした情報がシェアされやすいのがXの強みです。

③ 店舗・サービス業(リアルタイム性が刺さる)

Xは“今日の情報”に強いSNS。

・本日の入荷
・当日キャンペーン
・イベント速報
・混雑状況
・リアルタイムの現場の声

これらがそのまま集客につながります。
Instagramでは届かない“今知りたい情報”が手に入りやすいです。

まとめ:Xは、最も“拡散の可能性があるSNS”

Xは、

・認知拡大
・第三者による拡散
・採用強化
・ブランディング
・専門情報の発信
・リアルタイムPR

まで、一気に実現できるSNSです。

「個人や著名人だけが使いこなせる」という印象を持たれがちですが、
実は、

➡ 内容よりも“姿勢”と“スピード”で成果が出るSNS。

とも言えます。

「今さら始めても」「何を投稿すればいいか分からない」
と感じている企業ほど、
Xは最も効果が出やすい媒体かもしれません。



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