SNS写真の印象を変える!「6つの構図」で伝わるビジュアルをつくる

SNS、とくにInstagramなどビジュアル中心の媒体では、「何を撮るか」よりも「どう撮るか」で印象が大きく変わります。
同じ被写体でも、構図を変えるだけで“ブランドの世界観”や“商品の魅力”の伝わり方が一気に変わるのです。

普段、写真を撮るときに「どんな印象を伝えたいか」を意識していますか!

今回は、初心者でも使いやすい6つの定番構図をもとに、それぞれが持つ「訴求イメージ」と「活用シーン」をまとめました。
SNSの投稿に取り入れるだけで、写真の説得力がぐっと上がります。

1️⃣3分割構図 ― バランスよく、安心感と自然さを伝える

【概要】
画面を縦・横に3分割し、被写体を交点やライン上に配置する構図。
人間の目に自然に映るため、もっとも基本的で汎用性の高い構図です。

【訴求イメージ】
「安定感」「信頼感」「ナチュラルさ」。
余白を生かしながら、企業やブランドの“丁寧さ”や“誠実さ”を伝えたいときに最適です。

【活用シーン例】
・食品や雑貨を“生活の中にある一品”として自然に見せたいとき
・社長インタビュー写真や社員紹介など、人を中心にしつつ落ち着いた印象にしたいとき

【ポイント】
主題をど真ん中に置かず、少しずらすだけで奥行きと余韻が生まれます。
空間を「使う」意識を持ちましょう。

2️⃣対角構図 ― 動きと力強さを生み、アクティブな印象に方法”である

【概要】
被写体や線の流れを、画面の対角線に沿って配置する構図。
動きや勢いを感じさせることができるため、インパクトを出したいときに効果的です。

【訴求イメージ】
「ダイナミック」「前進」「挑戦」。
製造業の機械や製品紹介、スポーティーな商品など、エネルギッシュな印象を打ち出したいときに◎。

【活用シーン例】
・製造現場でのライン作業や工程を見せたい
・コーヒーのドリップや液体の流れなど、動きがあるシーン
・「挑戦」「成長」をテーマにした企業投稿

【ポイント】
被写体の向きや流れが斜めに入るように意識。
視線の流れが自然に画面の奥まで導かれ、ストーリー性が生まれます。

3️⃣ 日の丸構図 ― 主役を強調し、シンプルに魅せる

【概要】
被写体を画面の中央に置く、もっともわかりやすい構図。
一見単調になりがちですが、主役の存在感を際立たせる力があります。

【訴求イメージ】
「堂々」「自信」「象徴」。
ブランドロゴ、看板商品、シンボル的な社員や店舗などを際立たせたいときに有効です。

【活用シーン例】
・主力商品の単品撮影(例:瓶詰め、焼菓子、クラフト製品など)
・記念投稿や周年記念のキービジュアル
・背景をぼかして主役だけを際立たせたいとき
【ポイント】
背景が整理されていることが前提。
主役以外の要素を減らし、“伝えたい一点”に集中させましょう。

4️⃣ 放射線構図 ― 視線を集め、迫力と引き込みを生む

【概要】
道路や建物、ラインなどの「収束する線」を利用して、中心に視線を集める構図。
奥行きと臨場感を同時に表現できます。

【訴求イメージ】
「集中」「スピード」「未来感」。
進化やテクノロジー、挑戦といったテーマを強調するときに映える構図です。

【活用シーン例】
・製造現場でラインやベルトコンベアが中心に向かう構図
・街中での道やレール、建物が奥へ伸びる写真
・新製品発表や「次のステージへ」などのメッセージ投稿

【ポイント】
“線の方向”を意識して撮ることがコツ。
視線誘導をコントロールできれば、自然と主題に目が集まります。

5️⃣ S字構図 ― 優雅で柔らかい印象を与える

【概要】
道路や川、布、料理の配置など、画面内に「S字の流れ」が生まれるように配置する構図。
やわらかさ・流動感を出せるため、女性的・上品な世界観を演出できます。

【訴求イメージ】
「やさしさ」「余裕」「美しさ」。
食品、雑貨、スイーツなど“暮らしの美”を見せたいときにピッタリです。

【活用シーン例】
・紅茶の湯気、ワインの注がれる瞬間など“ゆらぎ”のあるシーン
・リボンやスカーフなどの布アイテム
・料理の盛り付けやテーブルコーディネート

【ポイント】
静止した被写体にも“流れ”を作る意識を。
曲線を活かすことで、見る人の視線をやさしく導けます。

6️⃣ 額縁構図 ― 奥行きと物語性を生む、世界を切り取る構図

【概要】
建物の窓やドア、木々の間、アーチなどで被写体を“囲う”ように撮る構図。
まるで絵画のような奥行きと世界観を作れます。

【訴求イメージ】
「特別感」「発見」「物語性」。
ブランドの世界を「のぞき見る」ような構図は、ファン心理をくすぐります。

【活用シーン例】
・店舗の入口から見える商品棚や人物を撮る
・自然の中で被写体を木々の間から覗かせる
・ワークショップやイベントの“覗き見”風ショット

【ポイント】
「どこから見るか」を意識して、手前の要素を“額”として利用。
被写体との距離をあえて取ることで、奥行きのある一枚になります。

まとめ:構図は「印象を設計するツール」

構図は単なるテクニックではなく、「伝えたい印象をデザインする設計図」です。

SNSでは、写真1枚の印象が投稿全体のトーンを決めます。
「どんな感情を伝えたいか」→「どんな構図が合うか」
という流れで撮影を設計するだけで、発信の質がぐっと上がります。



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